俳句手帳(1996~2022)

●俳句手帳に書き溜めておいた、俳句とも川柳ともいえないメモ書きです。

年を取り 少女マンガの 目に納得(’22.2)

コロナ禍で いびきも元気な 印なり(’22.2)

さやさやと 青葉茂れる 韻松亭 落ちたライター はるかに見ゆる(’21.春)

掃除機も つけず息を殺した 大晦日(’14.12.31)

旨いなぁ 酒はいつも 必ず酔わせてくれる(’14.12.31)

ひらひらと またひとひらの 冬支度(’14.9大湯温泉)

悪態も 元気なうちと ただ耐える(’13.6)

氷雨降る 人影も無き 瑞泉寺 それでも梅は 我よと咲きぬ(’12.3)

こおろぎと 妻の寝息の ハーモニー(’07.8)

蹴り蹴りし 自慢げな顔して 胸を張る(’07.5)

教えても お手ひとつさえ 出来もせぬくせ つぶらな瞳に 見つめられては(’05春)

カップルを 見送るバーディー 何思う

齢(よわい)を得 人情の旅に 涙する(’04実方家)

漏れる灯に 若さが萌える 安下宿

今生の 別れを惜しみ 確かめる(自衛隊イラク派遣)

酔ってても いつもとかわらぬ お出迎え

戦場へ 行くかのごとき ガルーダ機(’03.12.31)

妻泊まり 寂しくもあり 寂しくもなし

飯食って 大の字に寝る 妻に向け 加湿器の湯気 静かになびく(’01.1.16)

皆帰郷 我一人のみ 残り居り(’00.6.29)

100切った ころかな夫婦 生活も(’00.6.29)

幸せに なれると思い 嫁ぎなば ささいなことに 腹たてんかや(’00.2.1)

ぬくもりの 待つ小寒の 家路かな(’00.1)

妻は里 けなげに光る 留守電話(’99.2)

もくれんの 芽がふいている 月明かり(’99.2)

今日は亀 明日はかえるか 妻眠る(’99.2.15)

五尺より 頭上がらぬ 六頭身(’99.1.21)

三年前 晴れて契りを 結びなば 今日も明日も 背が声聞かん(’99.1.20)

妻のする おならはいつも 大きいよ(’98.10)

武者太郎 酒のさかなに 成り下がり(’98.10)

爪を切る 音も響くや 秋の夜(’98.10)

白無垢の 約束したり まとい駒(’98.10)

中秋に 湯気がこもって 朧月(’98.10.7)

梅ヶ丘 紅白の顔 咲き乱れ(’98.2.15)

どぶ川に 何の因果か 鯉泳ぐ(’98.2.14)

かっぱにも こりゃあいいだろ 薬研の湯(’97.9)

霊場を 貸し切ったよう 恐山(’97.9)

虫の音と 妻の寝息に 秋の宵(’97.10.11)

水割りの カランと響く 夏休み(’97.7.25)

玉の汗 拭きつ登りぬ 奥鬼怒の 鮎の塩家喜 格別うまし(’97.7.29)

共稼ぎ 神業で目覚まし 止める夫(’97.6.23)

アーっと妻 吐息をもらす バスクリン(’97.6.23)

妻の許可 得てから床に つく夫(’97.6.9)

屁したい あとから人が ついてくる(’97.3.17)

手づくりの プリンやうれし 春のよひ(’97.3.2)

天の川 我が天上に 見えねども 我が田舎には 光けるかも(’97.3.2)

水底から 飛び出してくる スキーヤー(’97.2.6)

春立つ日 桜の鍋に 舌づつみ 七人の箸に とうふも踊る(’97.2.5)

我妻の 裸体は豚であろうとも かけがえのない 妻でありけり(’97.1.5)

コンビニで おにぎりを買う キャデラック(’96.12)

妻のする おならもいつか 聞き慣れて(’96.12.14)

金シャチも 行こう我らと 50年(’96.9)

鳥も鳴かぬ 沢登り来て 見晴らせば 冬の備えか チェンソー響く(’96.11.3)

川筋の 赤ちょうちんも 今はなし 我青春の 日々もかなしき(’96.10)

秋近し また一年の 過ぎたるか(’96.9.16)

心ある 人が撒いたか 朝の顔(’96.9.12)

こおろぎの 鳴くや湯河原 秋の風(’96.9.7)

出る月を 雲が隠して 湯殿山(’96.夏)

いつの日も これが最期になろうとは 思う間もなく 日は暮れてゆく(’96.7)

又眠る 眠れば眠る妻の顔 見ながらに読む 本ははかどる(’96.7)

縁側に 風鈴西瓜 生ビール(’96.7)

共稼ぎ 夫も元気に 皿洗い(’96.7.21)

たそがれに 忠犬ポチも 寂しかろ(’96.7.21)

鳴く鳥の 声こだまする 天竜の 川下り来て 水ぬるむを知る(’96.6)

鳴く鳥の 声こだまする 天竜の 川下り来て 妻も喜ぶ(’96.6)

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