本日はノー残業デーのため、やや早めの往訪である。いつものように三越前で下車し地下鉄の出口を出て裏道に入って千里浜の前を曲がり、日銀通りに出て寿司竜に向かう。そして、いつもの電飾看板のおなじみのメニューを一瞥して、階段をおりてゆく・・・・すると突然いつもと違う風景が目に飛び込んできた。
何ときれいな花である。階段のなかほどに華やかな花が置かれている。
これは何だろうと思いながら入店すると、奥にはマスターのお嬢さんのご友人のご家族、手前には二組ほどのお客様である。奥のお客様は、若いだけあって食欲が旺盛で、次から次へとお寿司がおなかの中に消えてゆく。見ていてすがすがしい光景である。ひとしきり感心した後ようやくマスターが落ち着いてきたころを見計らって、階段の花のことを聞いてみたら、寿司竜開店25周年のお祝いで贈られたとのことである(良い方がいるものである)。
そうかぁ、独立して25周年なんだ。あまたのひとびとを腕で満腹にし、(ほとんどがくだらないがたまにきらりと光る)トークで和ませ、勇気づけてきたんだ。すごいなぁ。
と尊敬の眼差しでマスターを眺めてみたが、暫く振りにお越しになったお客様に「ほんとぉに●●さんが来てくれてうれしいですよぉ。でもあんまり頻繁には来てほしくないですよぉ」などといつものパンチを入れて、感慨に浸る感じはない。
ところで、25年前の1993年は何があったのか調べてみたら、次のような出来事があった年であった。
・皇太子徳仁親王と小和田雅子ご成婚 これは経過年数が覚えやすいかも。細川首相誕生、ドーハの悲劇、そして柴田政人涙のダービー制覇などであった。
25年は長いようで、過ぎてしまえばあっという間だけど、マスターとママ!! まだまだあと25年は元気でお店をお願いします。