今夜はいつもの寿司竜(りゅう)ではなく寿司竜(たつ)である。
たまに「寿司竜日記」を検索すると「寿司竜大将日記パート2」というサイトが同じページに表示されるので、以前から気になっていた。しかもその筆者は我がふるさと稚内在住なので一度何とかして行かなければと思っていたが、ついに今回その最果て稚内の寿司竜(たつ)に往訪である。セーターを着てコートを羽織ってもまだ寒さに震える東京神田とは比較にならない寒い日である。
たまにその寿司竜代償日記パート2をみると、地元の知人の写真が載っていたりするので気軽に入店したが、ここのマスターは一見強面である。神田寿司竜の場合は、マスターの顔を見たとたん吹き出しそうになるが、ここのマスターは引き締まった表情であり、さすが稚内の男とこちらも背筋が引き締まる感じがする。やはり寿司職人はこうでなければ・・・。
などと思いつつ、まずはツボ鯛の焼き物から、次はホッキ貝など地のものをいただく。
そして神田寿司竜と同じように鉄火巻きからそのほかの握りへと移行し、今回は最後にお吸い物をいただく。
くだらないジョークもなく、競馬も悶絶もないが、静かに美味しい魚をいただくこれもまた素晴らしい時間である。
・・・がしかし、時間が経つにつれて、次第に寂しさがつのる。今頃HさんやWさんはどうしているであろうか、あのくだらないジョークにつきあわされて辛い思いをしているだろうか・・・。
やはりあのシロアリ軍団がたむろする我らが神田寿司竜はかけがえのない場所である。早く用事を済ませて、あの「りゅう」へ帰ることにしよう。