寿司竜日記 2020年3月6日(金)晴れ

今夜も3名での往訪であるが、奥にはあのボクシングに超詳しい方の他、手前にもお客様がいて、ほどよい混み具合である。

芸歴・・・

ネットで検索すると芸能人の芸歴ランキングが出ており、1位が堺正章の69年、2位以下は加藤茶58年、西川きよし57年、萩本欽一56年と続く。(堺正章のキャリアを芸歴と呼ぶのかとどうかは意見が分かれそうだが・・・。)

その「芸歴50周年」を記念して実施されるマスターが大好きな桂文珍の独演会の日程が、明日の土曜日から再来週の平日に変更になったために鑑賞できなくなってしまったとかで、気の毒である。会社員の場合は、1日ぐらい仕事を休んでもどうということはない(しろありは何日休んでも影響はない)が、客商売の寿司屋の場合、営業日に休むというのはよほどのことがないとできない。

マスターも桂文珍同様、今年が芸歴50年のようであるが、そのように厳しい世界で自分を律してきた50年であり、重みを感じる。神田の片隅でひそかに芸を磨き守り続けてきたこの偉大な芸人に敬意を表し拍手を送りたい(あれっ?マスターは芸人ではなく職人か?)。

マスターにはあと20年頑張って芸歴70年を目指してもらいたい。そうなると80代半ばで寿司を握ることになるが、まだまだいけそうである。係りの者(そして途中で来店したHさん)と力を合わせて少なくともそこまでは寿司竜で頑張ってもらいたいものである。

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