寿司竜日記 2020年9月28日(月)晴れ

今夜は変わり者をパートナーに持つ方と、趣味もレジャーもそっちのけで猛烈に仕事をしている方をパートナーに持つ方の3名で往訪である。

7時少し前に入店すると、カウンターの中央に今では珍しくなったスーツ姿で静かにグラスを傾ける方が居る。超超超金融に詳しい方である。やはり、超超超金融に詳しいというだけで、ぐっとお店の雰囲気が引き締まるが、その雰囲気を壊さないようにそっとその方の背後を抜けて奥へ着座する。

まず、最初の話題は「釣り」である。何でもその「趣味もレジャーもなく猛烈に仕事をするパートナー」が珍しく昨日仕事以外のことをするということで釣り出かけ、さばを大量に釣って帰ったので、それをさばくのが大変だったとの話が出るが、そこで俄然マスターの目が輝いた。

「僕も釣りは好きなんですよぉ。以前は結構行ったもんで、いまでも田舎に帰ると川で鮒を釣るんですよぉ」と、話に割って入る。パチンコと競馬とボクシングと落語以外の話は聞いたことがなかったが、釣りが好きだとは、また新たな展開である。釣りという趣味は品がよいイメージで、まさしく品の良いマスターにぴったりだが、競馬やパチンコと同じように、誰にもわずらわされることがなく、自分のペースでできるのがマスターに合っているのだろうか。

「さばく時身の骨を取るんでしょうか?なかなか大変ですよね・・・」といった話に対し「今度一緒に行ってさばいて見せてあげますよ」と、実際に自分の腕を見せようとするのが、さすがに”そこにいたまえ”である。魚と包丁に関することは、頼んでも居ないのに、ぐっぐっと前に出てくる。

あまりにぐっぐっと前に出てくるので困っていたところ、Wさんがお土産を取りに来店し、続いてHさんが来店と一旦釣りの話は中断であるが、いつもはない話題で新鮮である。競馬場もいつ再開される変わらない中で、やはり屋外のレジャーは気持ちが良い。釣りに興味があるメンバーで出かけるのも気分転換でよいかもしれない。

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