今夜は同僚と6時半集合であるが、到着時お客様はお一人のみ、お目に掛かるのは随分久しぶりのIさんだ。Iさんは7~8年前初めてお目に掛かったときの思い出が印象深い。マスターに「何でうちみたいなお店に来るんですか」と聞かれて「そりゃもう癒やされに来るんですよ」と答えていたのを鮮明に覚えている。
なるほどここ寿司竜はもちろん寿司は旨いが、それだけではこれだけ毎日のように同じメンバーは集まらないだろう。やはり居ても居なくてもいいようなうっとおしいそこに板前と、時々チョンボをやらかす係の者に癒やされに皆来るのである。
わかるなあ。
すると間もなくいつものHさんが同僚を数名連れて、ダノンでダービーに敗れた傷を癒やされに、追ってそのダノンに縁のあるTさんも仕事で疲れた体を癒やされに、さらには大王が恋に破れた傷心を癒やされに来店し、今夜も癒やされるべき魂が満載の寿司竜である。