これから約1ヶ月にわたる「植木の基本と応用(剪定)」の講習初日を終えて、5時過ぎに一番乗りである。
いきなりマスターが、「落語でおもしろいネタがありましたよ、聞いてくださいよ」とカウンターからどでかい体を乗り出してくる。
「ねぇねぇお父さん!どうして僕には弟や妹が居ないの?」「それはお前が早く寝ないからだよ」
「どうですか!おもしろいでしょ!!」としたり顔である。
しかしこのレベルは大王レベルである。いかん!こんなネタで喜んでいるようでは駄目だ。寿司竜の未来は暗いと思っていると、引きずりさん、さらに続いて数人の背広姿のお客様、さらにはHさんが来店で、6時前というのに急に忙しくなり、マスターのくだらないネタの会話は途切れる。ほっと一息である。
その後は引きずりさんと静かに丸井、ユニクロや三峰などファッション業界の話題でいつもの平穏な寿司竜となり、お刺身、握り(アジ、穴子、赤貝、かんぴょう巻きなど)をいただく。今夜もアジは特に旨い。マスターのネタのレベルは低いが、寿司ネタのレベルは今夜も満足の寿司竜である。