今夜も剪定講習帰り5時半頃に一番乗りである。入店するとカウンター横に数個の鯛のかぶと煮が置いてある。旨そうだと思っていると早速マスターが「お好きだと思って取っておきましたよ、いかがですか?」とさすが好みが解っている。
「いただけるんですか?」と確認すると「もちろんですよ。これはシロアリのエリート用ですから!」とマスター。エリートに『昇格』したようだ。美味しい鯛のかぶと煮をいただけることに加え、久しく聞いたことがない『昇格』と聞いてうれしい。
カウンターを眺めると、予約のお盆が結構置いてある。マスターに確認するとその一部は檸檬さんの一団だという。あれ以来ちょくちょくお越しになるようだが、今日は4人でしかもそのうちの一人は美女(と予想される方!)とのことで、マスターが張り切っている。
そのような中、定番のお刺身の盛り合わせをいただいていると、引きずりさんを始め、ダノンにご縁のあるTさん、我らがHさんなどいつものメンバーが次々に来店し、さらには空席確認の電話がどんどん鳴って、マスターが柄にも無く忙しそうにしている。
そして引きずりさんと楽しく談笑していて気づかないうちに檸檬さんも来店し、いつの間にかほぼ満席だ。皆さん美味しそうにお寿司をいただいて、いつも通りの幸せ一杯の寿司竜で良い雰囲気である。
しかしふと見ると、檸檬さん一団の膳には鯛のかぶと煮があり、TさんやHさんは言うに及ばず、引きずりさんの膳にも鯛のかぶと煮がない。新参の檸檬さんがいつのまにかシロアリのエリートの立場に立ち、古参のTさんやHさんや引きずりさんはエリートでない平のシロアリに甘んじているということなのか・・・なかなか難しい問題である。これは、シロアリの人事権を握るマスターに改めて聞いてみなければなるまい。