今夜は九段下で用事を足し、そこから小一時間歩いて5時過ぎに入店。予約のお盆は無く、「暇ですぅ~」と係の者。
席について正面をみると、”金曜日臨時休業”との張り紙が有るので何事かと聞くと、Gさんの結婚式に呼ばれているとのこと。Gさんはここ寿司竜の古参幹部で、しろありではなくカブトムシ系の方であるが、晴れて結婚とのことで目出度いことである。マスターも「随分久しぶりにスーツを着るんですよぉ~!」と喜んでいる。
そこへ、偶然にも引きずりさんが到着する。去年はしばしば偶然にお店で一緒になったものだが、今年は引きずりさんが来るときに限って満席で、引きずりさんが泣きながら引き返すことが多く、同席は今年初めてかもしれない。
着席早々「紺色のスーツ着たピチピチの若い子が大勢歩いてましたね。」と引きずりさんのコメントで気づいたが、今日は新年度初日の平日なのだった。最近通勤しなくなったので気づかなかったが、新入社員が沢山歩いているはずである。
「そういえばいつもテレワークで在宅のうちの女房も、今日は年度初日で社長訓示があるとかで出勤してましたよ。普段は来なくていい人間なんだけど、今日だけは来いってやつですね。」などと言うと、
「シロアリの場合は、今日だけは来るなってことじゃ無いですか。」とマスターからさすがの切り返しである。
テレワークでない時代は毎日必ず会社に行くものだったので、今日だけは来いとか今日だけは来るなとかということは無かったが、今は、他の日は来ても今日だけは来るなと言うことはありそうだ。
そんなことを考えていると、どんどん電話が鳴り、次から次へとお客様がお見えになる。当然Hさんも含まれているが、東京見返り美人さんグループも居る。
それらの方々は「今日だけは来るな」と言われたのか、「今日だけは来い」と言われたのか、なかなか興味深いものである(大王がどう言われたのかは簡単に想像できるのである)。