日本の近代化に重要な役割を果たした生糸(シルク)に興味を持ってネットを見ていて、東京農工大学の「シルクが切り開く未来展」という展覧会を知り、東京農工大学科学博物館に寄った帰りに往訪。いつもの三越前とは違い、JRの神田駅で降車してお店に向かうが、あっという間にお店に到着。JRの神田という大きな駅からほんの数分というお店の立地は本来すごくいいということに改めて気づかされた。今更ながらこんな良い場所で商売をしているのはさすがである。
5時半ごろの入店するとすでにカウンター中ほどに見知った姿が見える。アロハシャツのような派手な柄のシャツをきている浅草橋さんである。
その手前に着座すると、マスターが「雨は降ってないですか?」などと聞いてくるが、浅草橋さんも「確かにどんよりしてたけど、雨大丈夫かな・・・。」などと天気を気にしている。
「外の天気は、大丈夫ですよ。雨が降るのは浅草橋さんの頭の中だけですよ。ダービーダメだったからね。私は3連複取りましたよ、万馬券でしたね。」と浅草橋さんの傷口に塩を塗るマスター。
「でも競馬は当たったけど昨日の台風にはやられました。雨漏りしちゃったんでお店休んだんですよ。昔も雨漏りしたことあって、超ボクさんのスーツ濡らしちゃったんですよね」とのことだ。ボクシングが大好きでボクシングが超強い超ボクさんのパンチは飛んでこなかったようだが、雨漏りは原因追及が難しくなかなか直すことができないので大変だ。とにかく一日のお休みでお店を再開できたのはよかったが、今日は予約で満席とはいかず、お盆は数組だけである。
「これから外人さんが来てすぐ空き席もうまりますよ。最近は外人の女性が一人で来るんですよね。」と数年前には聞かれなかった言葉だが、シロアリの面倒をみるより、若い外人女性を面倒見ているほうがそれは幸せに違いない。浅草橋さんを見ながら最近仕事が疲れるんですよねといいながら、相手が若い女性の場合には疲れを知らないマスターである。
「マスターが忙しくなる前に頼んでおくかな。マスター、納豆できる?」などと浅草橋さんが頃合いをみてバクダンを注文すると、その直後、予約のお客さんのほか、「久しぶりにお邪魔しますぅ~!」などと古いお客さんなどが来店し、だんだん忙しくなる。3分遅れていたら納豆がらみの注文できなかっただろう、さすが浅草橋さんはいいタイミングの注文だった。
ミッキーさんもHさんもいない店内に少し寂しいのか、「元イケメンのOさんは来ないのかな」などとつぶやいている浅草橋さんだが、その寂しさとダービーの憂さはこれから行くに違いない浅草橋で紛らわしてほしいものである。