今夜も5時過ぎに一番乗り。珍しくカウンターに予約のお盆がなく、静かな立ち上がり。マスターの好きな相撲放送が静かに流れている。
(マスター)「今日は玉鷲は勝ったのかな?」
「玉鷲は先場所大負けして、今場所は十両の7枚目ですからね。また大負けしたら幕下ですよ」
「ええっ!玉鷲は十両に落ちたの?本当かな・・・。」とマスターの愛読書である東京スポーツを調べ始める。
「あっ、確かに十両だ。十両は懸賞金もないし、大変でしょうね。でも、もし仮に十両に懸賞金があったら、金額は十両かな。」などと今夜は一般のお客さんが居ないせいか、ジョークが冴えない。
「懸賞金と言えば、昔は結びの一番でも懸賞金が数本でしたが、いまはすごい数ですよね。あんなに懸賞金がかかるんじゃ、力士も目の色が変わるし、八百長はできないですよね」と言うと
「それもあってか、今場所も琴桜はダメだね。結局陥落かな。豊昇竜もダメだしね。横綱として1回も優勝できずに終わっちゃうじゃないのかな」
「鶴竜、日馬富士とかもそうですが、弱い横綱をつくるんじゃなくて、強い大関を見せてもらいたいですよね。」
などと相撲談義をしているところに、長身の浅黒い若者が来店。
「僕は日本人です~。ニューヨークに住んでるんですけど、時々日本にくるんですよね。なんかよさそうだと思ってこの店に来てみました。握りを食べたいので、”特選”をお願いします」
と、なかなか元気な若者である。チラッと見てみると大谷翔平に似ている。
「でも、僕はビートルズのファンなんですよ」と翔平がマスターに話しかけると、マスターも
「私もなんですよ、このコーヒーカップもビートルズなんです。特に私はジョージハリスンですね。サムシングね。」と自分のコーヒーカップを見せながら翔平と意気投合するマスター。
競馬とパチンコ以外の話題で、楽し気なマスターを見るのもたまにはいいものである。