MSCベリッシマ ジャパネットクルーズ 旅の記録⑨

11月13日(水)終日航海。朝食は初めて部屋食サービスを利用。洋食と和食を注文したが、和食はおにぎりである。クルーズ船のぜいたくな楽しみとして、自分の部屋のバルコニーで朝食というのがあるが、今回は出港してから函館、秋田と北の方だったため、外は寒くゆったりとバルコニーで食事という状況ではなかった。最後の日は、南で暖かかったので、バルコニーでの食事もよい雰囲気である。

さて、今日の最大のイベントはスペシャルコンサートである。出演者は麻丘めぐみと今陽子とある。いかにも昭和だ。楽しみだ。3時45分開始の15分前に会場に行ってみると、中央付近は前列から後列まで着座されており、空いているのは前方の左右端っこという状況。私は前列に座るのが好きなので、前列左端に着座。舞台がななめで見にくいが、仕方がない。

さて、いよいよショーの開始。最初は、麻丘めぐみの”芽生え”である。「♪もしもあの日あなたに合わなければ・・♪この私はどんな女の子になっていたでしょう♪足にマメをこさえて街から街、行くあてもないのに涙で歩いていたでしょう♪・・・」などと懐かしい旋律である。さすがに麻丘めぐみも年をとって、声もあまり出ないが、それでも当時地方に居てみることができなかった芸能人をこうして目の前で見ることができるとは、なかなかのものである。

最後に当然のように「私の彼は左利き」を歌って麻丘めぐみは終了。続いては、今陽子である。今陽子は73歳で麻丘めぐみより年上とのことだが、声量はまだまだ衰えず、大変なものだ。ピンキーとキラーズデビュー前はコマーシャルソングを数多く歌ったということでそれらの歌を披露したあと、いよいよあの名曲「恋の季節」である。「♪忘れられないの あの人が好きよ 青いシャツ来てさ 海をみてたの♪・・・死ぬまで私を一人にしないと あの人は言った 恋の季節よ♪」と歌いながらステージを降りて客席のお客さんと握手をしてくれる。だんだん左端のこちらにも近づいてきてくれて、とうとう握手をした。生まれて初めての芸能人の手である(涙)。

興奮冷めやらぬ40分のスペシャルショーはあっという間に終わり、夕食の時刻となる。スカイラウンジで生演奏のジャズを聴きながらウイスキーをいただき、そのあとビュッフェに移動。ゆっくりと食事をし、そして最後のエンターテインメントショーである。今夜は華やかなミュージカルショーだった。毎日毎日華やかで楽しいショーがあり非日常の日々が続く。

そしてやはり最後はカジノのスロットマシン。今日もアッという間にお金がなくなり、ものの数分で退散である。この旅行中、一度でも大当たりとは言わず小当たりでもでていたら、随分印象の違う旅になっていたことだろう。

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