寿司竜日記 2018年2月28日(水)晴れ

本日は、知性と教養のある方と待ち合わせだったので、マスターの低俗なダジャレにうっかり乗って、自分の品格を下げないように気を付けなければと気を引き締めての往訪である。

もしかするとその教養のある方は文学などに興味があるのではないかと思い、普段寿司竜では全く俎上に上らない品の良い話題として、「日本文学では夏目漱石、世界ではトルストイ、ドストエフスキーがわかるとイイネ」などと言ってみた。まあ、マスターは話題についてこれず、すぐ●馬とかパチン●の話にもどそうとするだろうと高をくくっていたら、意外なことに、なんとマスターがトルストイについてくるではないか。やるねぇマスター、さすがマスターと思ってよく聞いてみると、ネタのもとは今日の東京スポーツで、「ほら、ここに書いてあるんですよ」と自慢げに見せてくれるのである(確かに「東大生はトルストイ必読」という趣旨の記事である)。

つまるところ、マスターのネタ元は、話題の品格に関わらず、常に「東京スポーツ」であることが分かった。大変解りやすくて素晴らしいことである。

とそのとき、隣の知性と教養のある方が、「東京スポーツは日付しか合っていないんだよね」とポツリ。なるほどそうかと普通は納得であるが、不思議なことに、寿司竜ではその東京スポーツの内容がすべて真実となるのである。東京スポーツの内容が真実となるのが寿司竜という場所なのである。お店にはそれぞれ相性の良い新聞があるのだろうが、日本経済新聞が似合う寿司屋よりも、やっぱり東京スポーツが似合う寿司屋の方がくつろげるなぁ。

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