寿司竜日記 2019年9月25日(水)晴れ

9時過ぎに到着であるが、今夜もほぼ満席である。一番奥には例の美人が男性数人を従えて歓談している。いつものように白身の魚をつまみにいただいたのち、鉄火巻きに移り、あまり時間がないのでほどなく握りを注文する。

甘エビ、あなご、そして青柳。みな旨い。

ここまで来たところでマスターが「あれっ、みんな”あ”行ですね!」と指摘する。確かにそうだ。そして、ふと見ると目の前のガラスケースの中には赤貝がある。「じゃあ次は赤貝!」「はいよぉ!」「その次は・・・アワビはある?」「こめん、今日は終わっちゃった!」

惜しい!”あ”行のネタもここで終わりか・・・いや、まだあった。

「じゃぁマスター、次は”愛の握り”をお願いします」

「はいよぉ!」と・・・マスターがママの手を握る。ママがはにかんでカワイイ。やるねぇ、江戸っ子だねぇ、寿司竜!

そういえば今日はあのHさんの誕生日らしい。このお店に来ないということは、今夜は幸せな一夜を過ごしているのだろうか。大切な方の手を握っているのだろうか・・・それとも握られているのだろうか・・・。

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