本日も5時半ころに一番乗り。いつもの通り、呆けた顔でスポーツ新聞を読んでいるかと思ったら、珍しく一生懸命働いているマスター。何事かと聞くと、Wさんからのお持ち帰りの予約が入っており、握りと玉子焼きを準備中とのことである。
いつも寿司竜で気炎を上げるWさんがなぜお持ち帰りなのかというと、腰痛で大変らしい。寿司竜でカウンターに座って飲んでいて、マスターのしょうもないダジャレを聞くと腰に響くので、自宅でお寿司をいただくのだ。痛いほど解る。
私の周りにも脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなど腰痛の人は多い。むしろ40歳を過ぎて腰痛の経験のない人は少ないくらい皆腰に何らかの痛みを抱えているのが普通だが、マスターはほとんど腰痛の経験はなく、今も何の痛みも無いらしい。
流石である。太くて丈夫なのは神経だけでなく、体もなのだ。
「そりゃそうですよ、この客層で商売やるには、心も体も図太くて丈夫でなければね!」
なととうそぶくマスターであるが、そこに声が図太いミッキーさんの登場し、今夜もそれぞれに太い何かを持ったお客様が三々五々来店する寿司竜である。