寿司竜日記 2024年12月16日(月)晴れ 新希望の星誕生

今夜も5時半ごろに一番乗り。お店に入ると、「やりましたね!やりましたね!」といつもの締まりのない顔に輪をかけてにホーけた顔でマスターが話しかけてくる。

「さすがのNさんもとったでしょう!」と語りかけてくるが何のことか分からない。

ぽかんとしていると、「Wさんのトリ●●コー●が新馬戦勝ったんですよ。先日ようやく出走が決まったって教えてあげたから、寿司竜のお客さんは皆馬券買ってると思うんで、当然Nさんも買いましたよね!」とのことなのだ。

前に来た時に、Wさんの持ち馬トリ●●コー●のデビューが決まったと聞いてはいたが、まさか一昨日の土曜日が出走日とは知らなかった。ということで、私は馬券を購入しなかったが、マスターもHさんも馬券を買ったらしい。マスターは単勝はもちろんのこと、3連単も的中し、またまた黒ボッチの嵐なのだ。なるほどマスターがホーけた顔になるのも無理はない。

Wさんの以前の持ち馬「●りこぼしブル●」も、直近の持ち馬「●バースレ●」も、期待しても期待しても期待を裏切り、さんざん涙を流してきたWさんの新しい馬が、華々しく新馬戦勝ちなのだ。しかも、勝ちっぷりもよいらしく、「今後も楽しみだね、クラシックも行けるんじゃないか!」と他人の馬ながらマスターの夢が膨らんでゆく。”希望”とか”期待”とかそういう言葉に縁のない寿司竜であるが、この馬こそ我らの希望の星なのだ。

そんな夢と希望に満ち溢れている寿司竜に、いつものHさんが到着。トリ●●コー●で当たったはずなの満面の笑みというわけでもなく、どちらかと言えば渋い表情でカウンターに着座する。

どうしたのかと思っていると、「単勝は当たったが、手広く流したので、トータル収支はマイナス」とのことのようだ。新しい希望の星は誕生したが、その星を自分のものにする道は険しい寿司竜である。

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