寿司竜日記 2025年2月26日(水)晴れ 気合が入るマスター

今日の昼は暖かかく、春のような陽気だった。先日年が明けたと思ったら、もう2月も終わりだが、先週はスケジュールが立て込んで来れなかったので久しぶりの往訪。ちょうど入店する2名の方の後についてゆくと、予約のお盆を含め満席で、すでに2組の方が談笑中だ。

「いらっしゃい!」とマスターの威勢の良い掛け声。

「どうも、こんばんは。今日は人生の師匠をお連れしたんでよろしくお願いします。」と入店のお客様。

「人生の師匠?むしろ人生の支障という感じですが、ともかく飲み物ですね!」とさらりとジャブを浴びせつつこちらを見て「今日は2回転いきますよ。しかもシロアリ抜きで!」と気合が入っているマスター。

何で気合が入っているのか思っていると

「実はこの土曜日トリ●ル●ークが出走したんですよ。1番人気だったんですが、いいところなく負けましてね。Hさんともども涙を流しました。たぶんWさんも相当つぎ込んで落ち込んでるんじゃないかと思います。」とのことで、その悔しさをばねに今日の仕事に打ち込んでいるのだ。(当日はその時間、中京競馬場ではモニターに映し出される映像を見ながらWさんの絶叫が聞こえたのではないだろうか・・・)

トリ●ル●ークが出走しているのは知らなかったが、ネットで見てみると、9頭立てのレースで圧倒的1番人気ながら、4着に敗れている。敗因はなんだろう。デビュー戦は騎手がルメールだったのに対して今回はWさんが嫌いな騎手だったらしい。騎手の相性が悪かったのだとしたら、次回以降騎手の交代によって盛り返してほしいものだ。何しろ他に希望らしきものがない寿司竜において、唯一といってもよい希望の星なのだ。これにくじけず這い上がるのだ、トリ●ル●ーク!

そんな気合が入っているマスターに対して、手前のお客さんが「もう一本ね」と大きめのとっくりを持ち上げてマスターに注文すると

「とっくりですか?中身ですか?」としょうもないパンチを繰り出している。

お客さんは目を点にしながらも「中身でお願いします」などと素直に付き合ってあげている。良いお客さんである。

一番手前の女性二人連れのお客さんは、マスターと係りの者の結婚式にも出たという古い知り合いで和歌山からお越しの方とのことだが、わざわざ和歌山から出てきて寄ってくれるのも嬉しい。

そしてその方々が帰られた後にもまたお客様が来店し、今夜は本当に2回転どころか羽生結弦になるかもしれない(4回転半)。トリ●ル●ークで空けた穴を埋めるべく忙しく働く今夜のマスターである。

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