今日は横須賀で夢グループのコンサートを観た帰りに往訪。夢グループのコンサートはメインが千昌夫、サブが新沼謙治、伊東ゆかり、石原詢子で、オープニングの曲が、新沼謙治の”嫁に来ないか”だった。最近は涙腺がゆるくなり、何気ない歌詞でも目頭が熱くなるが、この曲”♪嫁に来ないか 僕のところへ・・・幸せというやつを探してあげるから 嫁に嫁に来ないか からだからだひとつで♬”にさっそく目頭が熱くなる。マスターも”幸せというやつを探してあげるから”などと言って係りの者を口説いたに違いないと思ったのだ。
お店に到着したとき、ちょうどお客さんもいなかったので、係りの者に
「今日のコンサート良かったですよ。最初の新沼謙治の曲で目がうるうるとなりました。”・・・幸せというやつを探してあげるから 嫁にこないか・・・”なんでいいですよね。係りの者もマスターにそういわれたんですよね!」と聞くと、ウンともスーとも言わないが、まんざらでもない表情だ。イケメンマスターがどうやって係りの者を口説いたのかは、いずれゆっくり解明しよう。
そこへ、今夜も外人さんが来店。女性のおひとりさんだ。生憎すべての席が予約のお盆でうまっているので、お断りかとおもっていると、最近上達した流ちょうな手振りで、(予約のお客さんがくるまでの)「1時間だけならOK」などと話をして、結局なかほどの席に着座してもらう。
聞くとメキシコからということで、マスターが刺身を出し、握りを握りながら国歌まで歌ってあげている。
何でメキシコの国歌を知っているのかと思っていると「カネロ・アルバレス!メキシカン ボクシング世界チャンピオン OK?」などと解説している。そう、マスターの好きなボクシングにメキシカンが多いせいで、メキシコ国歌を知っているのだ。流石である。
それにしても、日本のすし屋に一人で入るのは日本人ですら敷居が高いのに、うら若いメキシコの女性がひとりですし屋に入り、板前に国歌まで歌ってもらうとは幸せなことである。
自分の妻に幸せを探してあげるだけでなく、遠く異国の地に来たメキシカン女性も幸せにしてあげる今夜も女性には優しいそこに板前である。