今夜も5時過ぎに到着。
4時半過ぎに家を出たが、まだほんのり外が明るい。前回まではすでに日没後真っ暗な中をお店へ向かったのだが、冬至から1か月が過ぎ、大分日が長くなったのだ。まだまだ寒いとはいえ、これも春の兆しといえるだろう。少し明るい気分で入店する。
マスターは暇そうに日付以外あてにならない東京スポーツを広げて、カウンター内隅に座っている。
(当方)「いやあ、まだ外はほんのり明るいですよ。随分日が伸びましたね。」
(マスター)「やっぱり感じました?私も今日はそんな感じがしたんですよ。」
(当方)「昨日はどうでしたか?」
(マスター)「しろありは4匹ですね。日は伸びたけど、人間は間延びしてますね。」と、やはり今夜もシロアリの消息から。
(マスター)「それでもHさんは、週末にメインレースを当てて、その日プラスになってたんで、元気がありましたね。」
と、明るい話題がうれしい。
(マスター)「ところで、七尾のKさんにお見舞い送ろうと思うんですが、こういうときは何がいいんですかね。うちは寿司屋だから魚でも送ろうかと思っているんだけど・・・。」などと、派手なデコレーションを付けて大型トラックで突っ走るのが趣味な、寿司竜では珍しいカブトムシ系のKさんに心遣いを見せるマスター。
その優しい心がうれしい。
能登地震で被災した方々はまだまだ大変だが、神田の片隅で現地を気遣う人もいるのだ。ほんのり春の気持ちを感じるこころ温まる寿司竜である。