寿司竜日記 2022年7月11日(月)晴れ まだ居るの?

今夜は6時ぐらいに予約済みのところ、打ち合わせが長引き6時半過ぎに到着。

ちょうど持ち帰り寿司の折を受け取って引き上げるボクシングに超詳しい方とすれ違いお店に入ると、一番手前に一番乗りの(一番乗りを生きがいにしている)引きずりさん、奥にダノンにご縁のある品の良いTさんが居るが、引きずりさんの左隣に着座する。

引きずりさんが入店して1時間以上経過した頃で、引きずりさんはマスターから「まだ居るの?まだ居るの?」といじめられながら、「もう少し、もう少し」必死に粘っている。

そういえば、ちょうど相撲が終わった時間帯だなと気づいて、マスターに大関陣の結果を聞くと、今日も3人合わせて1勝2敗とのことである。最近は大関が勝つとニュースになるぐらいふがいない状況が続いている。マスターからも「高い給料もらってるのにだらしがないね」「大関の地位にまだ居るの?まだ居るの?」と言われて恥ずかしいだろう。どんなに「まだ居るの?まだ居るの?」とマスターから言われても粘りに粘り土俵を割らないこの引きずりさんを見習っては駄目で、地位に結果がついてこなければ「まだ居て」はいけない。

と思っていると、どんどん電話が鳴る。その度に「大王だ!」「Hさんだ!」「悶ちゃんだ!」と歓声があがるが、まずは大王が到着し、私の左隣に着座する。

引きずりさんは大王が嫌いである。少なくとも、私と二人だけの時は大王の悪口ばかり言っているので犬猿の仲かと思っていたが、今夜の引きずりさんはやけに嬉しそうである。私を挟んで引きずりさんが一生懸命大王に話しかけるばかりでなく、日本酒まで大王に(私にも)ご馳走するほどである(そのとき出てきたぐい飲みが美しい)。いつも大王の悪口ばかり聞いているので、きっと嫌いなんだろうと思っていたが、好きな娘(コ)ほど嫌いだという子供のようなものかもしれない。人間の本心はなかなかわからないものである。

そうこうするうち、さらに我らがHさん、競馬が上手な悶ちゃんが到着であるが、好きなメンバーに囲まれて、ますます元気な引きずりさん。そろそろ土俵を割っても良い頃になってもなかなか土俵を割らず、この粘り腰は初代貴乃花級であるが、ほどよく粘り、ほどよくけじめをつけて土俵を割るということは、相撲界に限らず難しいものである。

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コメント

  1. 匿名 より:

    引きずりさんが嫌いな大王ことYです。そろそろお盆なので供養してあげようかな!

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