寿司竜日記 2022年12月17日(土)晴れ ありがとう寿司竜

今日は寿司竜シロアリ会の忘年会である。必ずしもシロアリの烙印を押されていない方も参加だが、奥から悶ちゃんとそのお連れの方、超絶美人、卑猥さんとそのお連れの方、我らがHさん、ミッキーさんとそのお連れの方、Wさん、私、そして大王である。

1時から開始のところ、少し遅れて1時半頃に到着すると、すでに店内は大いに盛り上がっている。おつまみは、大王の差し入れの横浜名物メンチカツとシュウマイから始まり、イカの塩辛、イカの佃煮、ぶり大根などが並び、お酒は飲み放題だが、悶ちゃん差し入れの鹿児島のウイスキー”岩井”もある。さすが悶ちゃんは珍しいものを差し入れてくれるが、なかなか旨いウイスキーである(寿司竜で呑む酒は何でも美味しくなる)。

隣が久しぶりにWさんだったので近況を聞く。ちょうどコロナが始まってから暫く経って、半導体が手に入りにくくなり、会社でそれを調達するのが役割のWさんの地獄が始まったという。1年ぐらい前が苦しさのピークで、その頃は馬主としての活動も壁にぶつかり、ストレス発散のしようがなかったのか、死ぬことも考えたとのことだ。ようやく半年ほど前からやや先が見えるようになり、死ぬのを考えることはなくなったそうだが、本当に厳しい時期を過ごしたのは体を見ても解る。以前はスマートだったのに、ストレスで少し丸くなっている。

他方、Wさんが死ぬほど苦しんでいた間も我らがHさんは、半導体調達には無縁の部門に居たので、毎日のように寿司竜に来て、美味しいお酒と寿司ををいただき、”惜しい惜しい”のストレスを発散し、マスターのくだらない話を聞くのはつらかっただろうが、全く死ぬ気は起こらなかったかのように見える。そうなのだ、Wさんが死ぬことも考えたのは寿司竜に来る頻度が減ったからなのである。

寿司竜に来て、シロアリたちに囲まれていると、とても死ぬ気は起こらないであろう。

と思わせるように、隣のシロアリ大王は意気軒昂で元気である。一時期体調不良の噂もあったが、今日も弁説が切れ切れで楽しい話題を提供する。今夜は女性が隣に居ないので、下ネタではなくレベルの高い話である。

ちょうど、皆で競馬に投資する時間となり、競馬の話題になったので、「マスターは競馬をやりたくて、15歳で上京ししたんですよ。ただ、騎手になると馬券を買えないので、騎手にはならなかったそうだけど」とマスターがいかに競馬好きなのか大王に教えてあげると、「そんなに競馬が好きなら馬になればよかったのに。あっそうか、あそこは馬並か!」と図星のことを言う。

こういう大王らシロアリに囲まれていれば、とても死ぬ気は起こらないはずである。やはり疲れている人ほど救いを求めて来なければならない寿司竜なのだ。

今年も残すところあとわずかだがマスターと係に者には本当にお世話になった。ありがとう、寿司竜。そして来年も宜しくお願いします。

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