この夏、サハリンの琥珀海岸に行った。同行者の一人が、大きな琥珀のようにみえる石をみつけ、日本に持って帰ってきた。

後日、あれは琥珀だったのかと聞いてみたら、捨てたという。琥珀であれば大事にされ、そうでなければいとも簡単に捨てられる。

石、石、石・・・・いたるところにある石。考えてみれば、石ほどその輝きによって価値の差があるものはない。輝きがなければ、何の価値もなく、顧みられないどころか、むしろ邪魔にされる。石、石、石、・・・、ずーっと変わらず、生まれ変わるのも大変そうな石。

嘆くな、何の価値もない石!そのうち、良いことあるよ、石!

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