寿司竜日記 2018年7月10日(火)晴れ

今夜は早めに到着したところ奥に5人、手前に2人の陣容であるが、奥の5人のうち二人は青い目のガイジンさんである(昔はガイジンさんといえば青い目の方と相場が決まっていたが、最近は黒い目の方も多いので、どういうガイジンさんか念のため説明が必要である)。

寿司竜にしては珍しくInternationalな雰囲気だったので、思わずマスターにGood evening!と英語で挨拶したが、すかさずFine Thank You!と返答がある。さすがマスターだが、そのガイジンさんの方に目配せをして「でもドイツの方らしいんです」「どこのドイツだ!なんてね」などと、なかなかいいパンチが決まる。

そのドイツの方は箸の使い方が上手い。器用に使って美味しそうに食べている。しかも量が多い。握っても握ってもすぐペロッである。日本の方がいただくシャリがなくなりはしないか、心配になってマスターにシャリはなくなりませんか?と聞いたら、「シャリより先にやる気がなくなりますよ」とこれまたいいジャブである。

ともかく、今夜はガイジンさんである。ガイジンさんは基本的に生はダメだが、特に生臭い海苔とかイクラなどはダメなようだ。それでもガイジンさんに寿司をご馳走したければ、寿司竜へ行こう。生臭いとか何とかそんなものはマスターには通用しないのである。とにかく楽しんで食べれば何だって美味いのだ。英語がペラペーラ、ドイツ語がペーラペラ、気持ちがウスッペーラペラのマスターが、言葉や食文化の壁を越えて、お客様を楽しませるのである。寿司竜の寿司、寿司の寿司竜は、目の色に関係なく旨いのである。

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