寿司竜日記 2019年2月27日(水)晴れ

プライベートでいろいろあり、本日はほぼ3週間ぶりの往訪である。暫く振りの往訪だったので、廃業でもしてやしないかと不安に思いながら予約確認の電話をしたところ、いつものように元気に係のモノが電話に出たのでほっと一安心である。

到着してみると、外の「寿司竜」の電飾看板はいつものとおり煌々と輝き、その周辺には無造作にメニューが貼られている3週間前の寿司竜と少しも変わらない。店内も、一番奥にボクシングに超詳しい方の予約席と、カウンター中央に焼酎の一升瓶のあの方の予約席があり、これまた3週間前とまったく同じである。ここ寿司竜は、場所も人も全く変化がなく、進歩がない悲しいぐらい不思議な空間である。

そして、席に着くと、なにやら珍しい物がカウンターに置いてある。よく見るとチョコレートである。そういえば、3週間の留守の間に、バレンタインデーがあったのだ。「なかなかきれいでしょ。うまく文字を組み合わせるんですよ!」とマスターが目を輝かせながら説明してくれるのだが、今年は会社でも義理チョコ禁止のお達しが出てほとんどチョコをもらえなかったので、わざわざ私のために用意してくれたのかと、好きな女性からもらう以上に感激して涙腺が緩む。

 一瞬マスターの優しさを期待したチョコ

と、その涙が乾く間もなく、そのチョコをさっと後ろのキャビネにしまうではないか。何と、チョコは見せるだけなのだ。

やはり、マスターに優しさを期待した自分が馬鹿だった。マスターがチョコをあげるとすれば、若い普通美人だけなのだ。この性格は、たった3週間で変わるわけがないじゃないか。

このように良い方向への変化は期待できない寿司竜であった。

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