寿司竜日記 2020年6月12日(金)雨

本日はとある人物と18時待ち合わせであるが、その人物は集合時間を18時30分と勘違いしており(この人物はいつも人を待たせて平気である)しばし一人でマスターの話を聞く。

例のシロアリ大王のYさんが久しぶりにお見えになったとかで、お土産に置いて行ったしょうもない下ネタのジョークを満面の笑みで披露するのであるが、あまりにもレベルが低すぎてとても記載する気になれない。そのような話を嬉々として披露するマスターも困ったものである。

しかし良い話もあった。マスターの弟子の話である。これまでも何度か話題になり、不動前でお店をやっている話は知っていたが、ミシュラン一つ星をとっている高級すし店とのことである。早速調べてみると確かにいろいろなサイトで名店として紹介されている。味が良いのであろうが、その弟子がマスターに似てごついイケメンであることも評価が高い理由かもしれない。とはいえ、この弟子とマスターが二人でカウンター内にいた時代があるとすれば、かなり圧迫感があっただろう。マスターとシロアリ大王が二人でカンター内にいるようなものである。きつい。

ということで、マスターは、ミシュラン星一つをとり、今や一流の板前の師匠という訳であるが、いろいろな紹介サイトにおけるその弟子の修行先はここ寿司竜ではなく独立直前に勤務していた他のお店になっている。確かに独立前に最終的に修業したのはその店かもしれないが、寿司の道に進むきっかけを作り(マスターが直々に寿司竜で働くようスカウトした)、精神を鍛え、包丁とお客のさばき方、そしてくだらないジョークの作り方をこのマスターが教えたればこそ今があるのである。

しかし、長い人生「師匠」と「弟子」と呼べる関係をもつことはそう多いことではない。いや、「師匠・弟子」と呼ばないまでも、尊敬できる「先輩・後輩」と呼べる関係ですら、一人いるかいないかかもしれない。そのような観点で見てみると、ミシュラン一つ星の弟子を育てたこの”そこにいたまえ”はやはりただの板前ではないということを、改めて思い知るのである。

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