やった! 勝った!! 早稲田に!!! 関東大学ラグビー対抗戦明治対早稲田2017

やった!勝った!やっと、勝った。勝った、勝った、勝ったぁぁぁ!!

このところ毎週末雨が降っていたのがウソのような小春日和の中、今日は例年にもましてきれいに色づいた銀杏並木を縫って、東門、バックスタンドから秩父宮競技場に入場した。

これまで何度か早明戦を観戦したが、すべて国立競技場だったので、初めての秩父宮だ。さすがに人が多い。慶応戦や帝京戦とは全く雰囲気が違う。やはり、早明戦は学生スポーツの華なのだ。

バックスタンド4000円の席に陣取り、練習風景を眺める。西日が正面で少々見にくいが、風もなく申し分のないコンディションである。いよいよ開始5分前になり、両校校歌の斉唱だ。まずは早稲田。都の西北が流れ、早稲田の学生が静かに斉唱する。続いて明治。「明治っ! 大学ぅぅぅぅぅ 校――歌ぁぁぁ!!」と流れると、競技場が波を打った。ほとんどの観客が立ち上がったのである。観客の9割方は明治なのだ。

そして、小旗を振り、腕を上げて校歌斉唱である。バックスタンドとメインスタンドで演奏と斉唱の声がこだまして、お互いの声が合わない。斉唱にならない。これは、国立競技場では経験できない現象だ。やはり、現場は面白い。

そうこうしているうちに、いよいよホイッスルが鳴る。練習試合からシーズンの序盤まで、早稲田の戦いぶりはさえなかったが、さすがに早稲田、シーズンが深まるごとに強くなってくる。対して明治はいつもシーズン序盤は圧倒的に強いが、だんだんしりすぼみになり、最後は負ける。が、今日は違うはずだ、頼むぞ、明治、と静かに祈る。

今日はなかなか良い試合だ。時に明治がゴールラインまで迫るが、早稲田も伝統のディフェンスでゴールを割らせない。そして、反撃の展開といういつものパターンであるが、今日は、明治のディフェンスが頑張っている。強烈なタックルでなかなかゲインを割らせない。そして80分の一進一退の攻防の末に、ついに、ついに、ついに、その瞬間、いつ以来か思い出せない勝利の瞬間が来た。最後の明治のタッチキックがサイドを割って試合終了である。

29対19で勝利。観客はこの時を待っていた。やった、勝った、よくやった、全員が総立ちである。体もガチガチである。

この体の痛さが心地よい。やったぞ、やった、勝ったんだ・・・。

その後、新宿の小便横丁の2階で、同行のメンバーと祝勝会である。大いに盛り上がった後、心地よい冷たい12月の風の中を1月2日準決勝での再会を約して解散だ。きっと、また会えるであろう。駅伝の分まで頼むぞ、明治大学ラグビー部!!

シェアする

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。