♫明日という字は明るい日と書くのね あなたとわたしの明日は明るい日ね
それでも時々 悲しい日も来るけど だけどそれは気にしないでね
二人は若い小さな星さ 悲しい歌は知らない
♫若いという字は苦しい字に似てるわ 涙が出るのは若いというしるしね
それでも時々 楽しい日も来るけど またいつかは涙をふくのね
二人は若い小さな星さ 悲しい歌は知らない
●アン真理子 悲しみは駆け足でやってくる
この歌を久しぶりに聴いた。アン真理子という人が歌っているのだということを初めて知ったが、”若いという字は苦しい字に似ている”というのは名フレーズだと思いつつ、寿司竜に到着。
今夜はこの3月で65歳定年という元の会社の先輩とコロナ後初めての会食だ。珍しくだれも居ない店内でじっくり先輩の今後の身の振り方などを聞いているうちに、次第にお客さんが増えてくる。奥には寿司竜のルフィとも言われている暴走族に造詣の深い方とお連れさん、その手前にはパーテーションに挟まれて狭苦しそうなWさんのほかサラリーマン風の二人連れの方などで、いつの間にか賑やかになるが、見回してみても、上記の歌のように苦しいのは若い証拠だとすると、寿司竜のお客さんで苦しい人は誰もいないと言える。いや、Wさんはこの3年苦しんでいるが、考えてみるとそれは若い証拠なのだ。
なるほど、苦しみがあるうちが花なのだと思いながら、もうすぐサラリーマンとしての苦しみから解放されるという先輩と”祝いと哀しみの杯”を傾ける夜である。