平成最後の往訪である。Ｈさんはもとより久しぶりにＷさん、そして、若い女性が大好きで、競馬も得意なあの常連さんが3人で肩を並べて談笑している平成の最後にふさわしい光景が展開されている。
マスターは、その常連さんの注文で、お土産用のまぐろとボイル海老を楽しそうににぎっているが、それをみたＨさん「このにぎりはあの神田愛花さん似の方へのおみやげですね！」その常連さん「そうなんですよ。まだ20歳ぐらいで可愛いんですよ」との会話。
ネタを見ただけで誰へ持って行くのか解るＨさん。いかにこの局面を見ているのかうかがい知れる、さすが寿司竜の平成の怪物である。寿司竜の平成の歴史は、この方とともにあったのである。
その平成は今週で終わり、いよいよ来週から新時代令和の始まりである。まぐろとボイル海老のにぎりのお土産を持参し、いそいそと去って行くその常連さんの後ろ姿を見送りながら、新時代の到来に思いを馳せる寿司竜であった。