今日はプレミアムフライデー。最初のうちは大々的に報道もされたが、最近世間ではほとんど聞かれなくなった。どの程度世間に浸透しているのかはわからないが、ともかく早く会社を引き上げることに抵抗感はないので、早めに会社を出て6時半頃寿司竜に着いたところ、手前に男性2名が歓談中、奥に女性が一名お連れ様の団体をお待ちであった。私の到着を待ちかねたように、マスターが「爺さんが犬のしっぽをつかんだら、犬が言うんですよ、”放さんか!じじい!”・・・はなさんかじじい・・・花咲かじじい!・・・。」 ・・・汗。
何度も聞いた締まりのないダジャレを惜しげもなく浴びせて来るので、弱りかけていたところ、奥の団体様計6名が到着し、賑やかになってきた。うち、女性が4名だったことから、俄然マスターの顔つきが引き締まり、さっきまでの男性客のみを相手にしていた場合とは、全く目つきが変わってきた。神田の高田純次が、ジェームズノートンに変化したのである。
そして、刺身の盛り合わせに盛り込む赤貝を激しくまな板に叩きつけながら、叫ぶのである。H! Y!(これは、常連のお客様のイニシャルである)
貝は叩きつけられると身が引き締まり、こりこり感が出て美味しくなるのであるが、これだけ気合いが入り叩きつけられると、さぞ、食感はよくなるであろう。
なるほど、寿司竜の貝が旨い理由が解った。いつも叩くときに気合いを入れて呼ばれるHさんのおかげであったのだ。ありがとう、ありがとう! Hさん。