寿司竜日記 2021年12月10日(金)晴れ かけがえのない日常

12月6日(月)に予約していたところ、夕方係りの者から電話があった。何事かと思って電話に出ると、マスターが熱を出してお店に立てないので臨時休業との連絡である。随分長いこと寿司竜に通っているがマスターの体調不良による臨時休業は初めてである。
いったい何があったのか。もしやコロナではないか、そうでないとしても重篤な病ではないか、はたまた寿司竜係りの者の機嫌をそこねて殴られでもしたのだろうか。心配で心配でしかたがない。食べ物ものどを通らない。

ともかく、無事を祈るしかないが、翌日、係りの者にその後の状況を問い合わせると、幸い大事にはならず、体調も戻り営業再開とのことである。良かったぁ。心の底から本当に良かった。思わず涙がこぼれる。

というような経緯を経て、本日金曜日の往訪である。5時過ぎの早めの往訪であるが、すべての席に予約のお盆がある。お客さんを迎えるために、何事もなかったようにてきぱきと準備をするマスターを見てうれしい。2回も玉子焼きを焼くマスターを見てうれしい。レモンをどこへやったのかと渋い顔で係りの者を難詰するマスターがうれしい。

毎週確実にいただくお寿司、毎週やむを得ず聞くどうでもいいジョーク、毎週見る係りのものとの小さないさかい、何気ないすべてがこの上なく大切なものであることに気付かされる。そんな出来事があった今週だが、7時も過ぎた頃になるといつの間にか奥で卑猥さんの一団がマスターの発熱など何事もなかったかのように元気に楽しんでいる寿司竜である。

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