今日は東京に4年ぶりの大雪警報である。席は前日に予約済みだったが、この大雪では臨時休業もあり得るので念のため電話する。なかなか電話にでないのでやはり臨時休業かと思ったらマスターが出て、「一応やってますが、この雪なんで無理はしなくていいですよ」と優しい言葉。しかし一旦行くと約束した以上、この程度の雪ででキャンセルしてはシロアリの名が廃るので、予定通り往訪することとし、万が一交通途絶の場合は歩いて帰宅することも視野に、普通のセーターにさらに分厚いセーターを重ね着し、雪国用の長靴、そしてカナダで買ったボッコ手袋をつけての出陣である。
さっきの電話に出るまでに時間がかかったこと、出たのがマスターだったことから、もしかすると係の者は電車が止まる前に早帰りかと案じての往訪であるが、6時前に到着してみるとこの大雪の中、既にあの方々が何食わぬ顔でくつろいでおり、係の者は忙しそうに動き回っている。
この大雪の中でもあの方々は我関せず、電車が止まる前に帰宅しようなどとは考えないのである。素晴らしい。
そしてその方々の新年の話題は、いつもどおり今週行ったという競艇と競馬の話が中心だが、競馬は中穴的中の好スタートとのことで、今年はいい年になりそうだ。また、機嫌良く日本酒をいただいているかんぴょう巻きが大好きなそのうちのお一人に、日本酒をごちそうになるとともに、ますます絶倫をめざすということで勃●貝をお買い上げいただく。御利益があることを祈る。
そうこうするうちに大王も来店し、いつの間にかお正月に実家にもどったように賑やかになる。雪が降ろうが槍が降ろうが変わらない新年早々の寿司竜である。