9月中旬になっても毎日毎日暑い日が続く。今夜はエアコンの話題から。
「もし万が一エアコンが壊れたら、業務用だから結構かかるでしょうね。」
「お店のは大変ですよ。前回壊れたときに業者さんに聞いたら最初と同じように治すと天上剥がして工事するんで、何百万円もかかるということでした。それでいろいろ工夫して天上剥がさずに工事したんですけど、それでも百万もかかりました。」
「それは大変ですね。もし、次回壊れたら、何百万円もかけて空調直すのか、商売を畳むのか考えなくちゃいけませんね。」
「ほんとそうですよ。空調とか、冷蔵庫とか壊れたら終わりですね。」
「ところで、マスターはいつも自宅に帰らずお店に泊まっているとのことですが、寝るとき空調なんかはどうしてるんですか?」
「当然切ってますよ。」
「それじゃ、暑くて寝られないんじゃ無いですか?」
「毎日シロアリ相手に疲れ切ってるんで、空調なんかつけなくたってぐっすりですよ。暑くて寝られないなんて、そんなのはぬるま湯生活している人の言い分ですね。」
と日々空調をつけなければ寝られない身にはグサッとくる鋭い指摘であるが、そこへギャンブルに詳しい方々他お客様が続いて到着する。聞いては居ないが、皆空調をつけなくては寝られない雰囲気の方々であり、店内はぬるまゆ寿司と化す。
とはいえぬるま湯はありがたい。なかなか上がることができない。こんなぬるま湯はずっとあってほしい。
空調や冷蔵庫が壊れないようにと祈る、来る日も来る日も暑い東京である。