今日は昼過ぎから雪が降りだした。東京に大雪警報まで出るほどだが、そんなときこそ寿司竜に行かなければならないと思い、4時半過ぎに自宅を出発する。
大雪で勤め人は早く帰宅するだろうから、もしかしたら今夜は誰もお客さんが来ず、7時ぐらいには閉店の可能性もあると思いつつ5時5分に入店すると、もう3名のお客様（奥に2名、カウンター中ほどに1名）が居て驚く。
カウンター中ほどのお客さんは、最近第二のHさんと呼ばれている、システムインテグレート会社の方で、今年初めて同席する。聞くと大雪のため早期帰宅推奨で早く会社を出たが、なぜか足が寿司竜に向かってしまい、5時前からお店の前に並んで、5時の開店と同時に入店したそうである。雪の中を5時前から並んで入店するとは頭が下がる。
「5時まで並んで入店とは律儀ですね。浅●橋さんなんかは5時前でも勝手に入り込んで始めちゃってますよ。そのぐらいの図々しさがなくちゃいけないんじゃないでしょうか」などというと、マスターが「浅●橋さんは図々しいんじゃなくて常識を知らないんですよ」と一刀両断にされている。
ともかくも、大雪の中で、開店休業状態かと心配したが、どうやら今夜も普通に営業できそうである。
今日は月曜日なので、大雪でもHさんや悶ちゃんは来るだろうと思っていると、案の定悶ちゃんから電話が入り、これから寿司竜に向かうとのことだ。あとは、Hさんだと思って待つ・・・。
奥のお客さんは年配の上司と若い部下と思われるような方々であるが、若者が「・・・この春の人事でどこに飛ばされるかわからない・・・」などと会話している。雪が降るということは、そういう人事異動が近づいているということでもあり、会社勤めの頃が思い出される。
そこにまた電話が入り、今度はHさんかと思ったが、今度も悶ちゃんからの電話で、やはりこの大雪で足元が悪く、滑って転んで怪我でもしたら大変なので、泣く泣く今夜は来店中止とのことである。
Hさんを待ちつつお酒が進む、静かな大雪の寿司竜である。