5時半ちょうどの到着。奥には超金さんが珍しくお連れの美女と談笑中。
マスターは超ボクさんとこの超金さんにはダジャレのパンチを放たない。今夜もおとなしく超金さんペアを見守っているので、話し相手はどうしてもこちらになる。
「そうそう、最近はお客さんに見捨てられる話ばっかりだったんですが、今夜は朗報なんです。久しぶりに復活の予約が入ったお客さんがいるんですが、誰かわかりますか?」とうれしそうに言うマスター。
「さあ、誰ですかねぇ」
「類似ヴィトンさんなんですよ。覚えてます?」
忘れようとしても忘れられない、あの類似ヴィトンさんが戻ってくるのか。「自分はシロアリではない!シロアリではない!!」と泣いて訴えていたが、マレーシアへ転勤になり、もう5年にもなるだろうか。
その間、お店はコロナ禍にも耐え、マスターもちょっと足の指先が不調だったほかは何とか元気で、シロアリの顔触れも変わっていないが、類似ヴィトンさんと同じ同じ匂いのするお客さんとしてはレモンさんが新たに常連化している。
類似ヴィトンさんがレモンさんと同席したらどんな雰囲気になるだろうか。今から楽しみである。