寿司竜日記 2023年12月27日(水)晴れ 寿司竜で過ごしたささやかなこの一年

今年最後の往訪で5時過ぎに到着。学生時代箱根駅伝で名を馳せた方が久しぶりにご家族で来店予定ということで奥に4席分のお盆がある。

係りの者は居ない。私のボトルが残りわずかなためニューボトルの買い出しに出かけているのだ。なかなか戻らない係りの者に代わって、マスターにおしぼりをいただく。

昨夜たまたま私の高校時代の同級生のお通夜だったことから、マスターに中学校卒業時の同級生が居るのか、たまには会うのか聞いてみると、居るとのことだ。その同級生はマスターが和食の板前を目指したのに対して、中華料理のコックを目指したとのことで、今でも時々手土産をもって寿司竜に来るという。

「当時は高校進学率が9割ぐらいで、われわれは進学しない残りの1割でしたね。集団就職で上京したんですよ」などと懐かしそうに話すマスター。中学卒業以来60年になろうとする付き合いがいまだにあるなどは素晴らしいことである。

「そういえば、先日引きずりさんから電話がありましたよ。これから来たいって電話だったんですけど生憎満席でお断りしました。」とのことだが、暫く音信不通だった引きずりさんも元気で生きているようだ。考えてみるとあの方がそう簡単にくたばるはずもなく、心配して損した気分になる。

そんな話をしていてもまだ係りの者は戻らない。どこで道草を食っていることやらと思っているとようやく戻ってきたところに、Hさんから電話があり、そのHさんが間もなく到着。

年末の帰省の予定などを聞くと、今年は実家滞在は短いらしい。以前はお正月に集まる地元の仲間たちと麻雀やゴルフなど恒例行事があったものが、数年来のコロナで中止したまま復活しないという。寂しいことである。

加えてその出身地である愛知県西尾市で名物の鰻に産地偽装があったとのことで「たまに田舎のニュースと思ったら、鰻の産地偽装なんて悪いニュースで困ったもんですよ」と憤っている。

Hさんは寿司竜の年内営業最終日の明日28日も来店予定とのことだが、何とか締めの一日をよい日にして、来年につなげてもらいたいものだ。

自分のこの一年を振り返ると、大病もなく旅行で不在時以外は毎週寿司竜でおいしいお寿司をいただき、マスターのどうしようもない話を聞くことができた。

Hさん、Wさん、ミッキーさん、卑猥さん、浅●橋さん、悶ちゃん、超絶美人さん、超ボクさん、超金さんをはじめ、復活を虎視眈々と狙っている引きずりさん、そして忘れてはならない大王など、また来年もここで楽しく語らいたいものである。

そのためには、マスターと係りの者には引き続き健康で頑張ってもらわなければならない。マスターと係りの者、今年は大変お世話になりました。また来年もよろしくお願いいたします。

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