寿司竜日記 2026年4月7日(火)晴れ このごろ来ない

今夜も5時過ぎに一番乗り。カウンターにはそこそこ予約のお盆があるが、作業台の上には少し小さめな手鍋に玉子が溶いである。ということは玉子焼きを焼くということであり、大切なお客様をおもてなししたいと気力が充実しているのだ。美人か有名人が来るかのどちらかであるが、聞いてみると今夜は超ボクさんとのこと。超ボクさんは美人を同伴することが多いので、両方を兼ねているのかもしれない。

そんな今夜の寿司竜だが、最初の話題は大阪杯である。

「ダノンから買ったんですが、ダメでした。最近なかなか来ないですね。」とマスターにぼやくと

「●ケヤ!何とかしろ!!」とマスターが活舌の良い方の名前を叫ぶ。

わたしもつられて「●ケヤ!何とかしろ!!●ケヤ!何とかしろ!!」と連呼すると、なぜか気分がすっきりして落ち着いた。さすがにマスターはガス抜きの方法をよく知っているが、このお店では極めて重要なテクニックだ。

「でも最近来ないのはダノンだけじゃないんですよね。このことろHさんが来ないんですよぉ~」とマスター。

「なんか忙しいらしいんですよ。ちょっとまでは考えられなかったんですけどね。」

「Hさんは、他に行く店があるようには思えないし、夕食はどうしてるんですかね?」と聞くと、後ろから係りの者が

「前は会社の帰りに駅で崎陽軒のお弁当なんか買ってたらしいんですが、最近はそれも面倒だということでコンビニ弁当らしいですよ。」とHさんのことについては何でも知っている。

週に2~3回おいしいお寿司をいただいているHさんがコンビニ弁当とはそのことだけで心配だ。Hさんの居ない寿司竜は寿司竜とは言えない。早く仕事が落ち着いてほしいものだ。

そんなことを考えているところへ、超ボクさんのお連れさんの女性が先着。やはり美人である。急にマスターの表情が緩み、Hさんの話はそっちのけで、その女性の対応へと向かう。

さらには別の予約のお客さんも到着するが、その方は久しぶりらしくボトルの有無を聞いている。

「ボトルの蓋にうっすらと埃がつもっているっていうことは3年ぶりかな。」などと言いながらボトルを出しているが、やはり目線と口先は先ほどの美人のほうに向かっている。

だんだん賑やかになる店内に、時々電話が入る。とうとうHさんからからかなと期待するが、いずれもHさんではない。がっかりしていると、浅草橋さんが到着する。今夜ミッキーさんは同伴ではなく、浅草橋さん一人だが、それでもHさん不在の寂しさが少し紛らわされる寿司竜である。

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