漫才コンビEXITが進行役の北海道がらみの番組ロケに参加した後、5時ちょうどに往訪。また”営業中”の看板もなく、電気もついていない階段を降りてゆくと、係の者が開店準備でせわしなく動いているその奥にすでにきちんと背広を着たお客様が居る。開店前から入店するなどどなたかと思っていると
「最近よくお見えになるIさんです。私と同じ年なんですよ。」とマスター。会社のお偉いさんらしいが、今ははるかマレーシアに居る”類似ヴィトン”さんのような雰囲気で、シロアリ系の臭いもするが気のせいだろうか。話し好きのようで、一生懸命マスターに話しかけている。
「いやあ、マスターは人がいいですよ。ホント解りますよ。例えると誰かなあ・・・後を引かないんですよね。」
「それは印象に残らないってことですね・・・」などと次から次へいい掛け合いをやっているところにIさんのお連れさんが到着。
「場所解りました？」とマスター。
「いえぐるぐる」
「下手なパターみたいですね。」とマスターに軽くジャブを入れられるが、お土産を持ってきたと言うことでマスターに渡すと、「初めてお店に来るのにお土産持ってくる方は珍しいですよ。初めてかなぁ。」などと褒められる。
「そんなに褒められるなんてトロの一切れも付くかな」
「ええもちろん。でも値段は二切れ分つきますけどね。」とマスターとの相性は良さそうな方である。
そんな中、ミッキーさんが到着。追って吸い寄せられるようにHさん、さらには卑猥さんも到着し、シロアリが多数を占めるいつもの雰囲気になってゆく。
新たな常連さんの仲間入りを果たそうとしているこのIさんが、この寿司竜でどういう位置を占めてゆくのか、楽しみである。