ようやく持病の痛風も収まり、久しぶりにお酒をいただきに往訪である。8時頃空席確認の電話をしたところママが出て、「お席ありますよ、Hさんが来てますよ!」「それで・・・いえ、何でも無いです・・・。」と言いよどみ、なにやら変な様子だが、とにかく向かおうと言うことで8時半頃の到着である。
お客様は、中央に感じの良い女性と奥にでんと構えたHさんである。そして、私の予約席には、自分で入れた残りわずかのウィスキーのボトルが用意されているが、その横に後光輝く真新しいボトルが並んで居る。
むっ、これは何だろう・・・これはもしや、あのHさんからの差し入れか・・・・。おそるおそるそのボトルを見ると、美しい白文字でサインがしてある・・・Hさんの。そう、これはまさしく先々週富士ステークスの日に●●●万円もうけたHさんの振る舞いなのであった。
素晴らしい・・・美しい・・・さわやかだ・・・。前回の日記にはよもやこのようなことは起こるまいと書いたが、決してそれは本心ではない。初めてHさんにお会いしたときからそう思っていたが、Hさんは素晴らしく、美しくそしてさわやかで、太っ腹な方である。けっしてもうけを独り占めするような方ではない。いつも儲けがないだけなのだ。
今夜はむしろ私が皆さんにごちそうをしようと、先週開催の京都競馬場カシオペアステークスであのTB号を応援したが、なかなか思うようには行かない。TB号(2番人気)から1番人気を外して馬単を買ったが、1番人気が抜け出した後に、かろうじて3着に食い込みはしたものの、来たかっ!当たるかっ!!という手に汗を握る見せ場は無かった。TB号の力を借りて、皆さんにボトル入れるのは至難の技である・・・。しかしTB号を見限ってはいけない。シロアリの星、寿司竜の魂であるTB号よ、次は頼むぞ・・・2着以内に。
それにしても、愛情のこもった新しいウィスキーのボトルから注がれるお酒と、マスターの愛情のこもったにぎり寿司がコラボして、今夜はいつも以上に素晴らしい時間が流れてゆく寿司竜である。