寿司竜日記 2023年7月7日(金)晴れ 七夕の夜

今日は七夕。お互いに好き合った二人、織姫と彦星が年に1回だけ会えるというロマンチックな夜である。そんなロマンチックな夜にいつもより遅めの6時半頃到着すると、一番手前の席に寿司竜の彦星といってもよい大王が陣取っている。

(大王)「最近は地元のスナックにも行かなくなったんですよ。結局来るのは寿司竜だけです。あとは日高屋には食事しに行くんですが、日高屋は”お値段以上”ですね。全然お値段以上では無いニトリなんかとは違いますね。」

(マスター)「ウチも”お値段以上”ですよ!(ニヤリ)」

(大王)「先日6回目のワクチンうちましたよ。私は基礎疾患持ちなんで、順番が回ってくるのが早いんですよね。」

(マスター)「大王の場合は基礎疾患じゃなくて基礎失態じゃないですか。」

と茨城県古河の彦星たるマスターと、寿司竜の彦星が掛け合いをしているが、考えてみると寿司竜のお客さんでコロナに感染し、ひどい目に遭った方は居ないようだ。どうやら、寿司竜に来ると免疫力が上がるらしい(寿司ネタに免疫力があるのか、密集するシロアリが出すエネルギーが免疫力をアップさせるのか)。

(マスタ-)「そういえば、卑猥さんが会社を辞めて、別な道へ進むらしいですよ。」

(某氏)「ルフィーが逮捕されたので、その後釜に座るのではないんですかね。」

と最近来店頻度が減っている卑猥さんの話題がでたところにミッキーさんが到着。キープしている焼酎の一升瓶を呑もうとするが、何かとまどっている。どうしたのかと思っているとボトルの蓋がないとのことである。

「どこいっちゃったんですかねぇ?」とのれんの奥から声はするが、特に探すでも無い係の者。これまで寿司竜のみならず、いろいろな飲み屋でキープボトルを見てきたが、蓋がないままにキープしているケースは初めてだ。可哀想なミッキーさん。

年に一度の七夕の日も、ロマンどころか身も蓋もない寿司竜である。

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