寿司竜日記 2022年7月4日(月)晴れ 胸に去来する方

今夜7時過ぎの店内は、一番手前に引きずりのMさん、我らがHさん、商社の勝者のOさん、2回目来店のおとなしめのお客さん、そして競馬の上手い悶ちゃんである。

ひょんなことから学生時代のアルバイトの話になったが、商社の勝者の方はゴルフ場のキャディーをやっていたとのこと。どういうご縁でそのようなアルバイトをしていたのかと聞くと、大学のゴルフ部に在籍していたことの縁だという。

当時ゴルフはブルジョアのスポーツで、これを”亡国のスポーツ”として忌み嫌う人も居た時代だった。学生がたしなむなどほとんど考えられない時代であったが、その時代に既に学生ながらゴルフに慣れ親しんでいたのである。商社の勝者の方は、商社に入る前から勝者の人生を歩んでいるのである。

かたや、秋田の山奥から出てきてブルジョアとは無縁の引きずりさんも今はゴルフ会員権をいくつか持ち、ゴルフを楽しんでいる。が、ゴルフ以上の楽しみは、井●頭公園でのノゾ●とのことである。一時期は相当公園に出没したような話しぶりで、ノゾ●のスペシャリストである。「是非今度一緒に井●頭公園に行きましょう!行きましょう!」と誘ってくれるが、そのようなことをして良いものかと密かに悩む。

それにしても、商社の勝者の方の話題が出ると、どうしても商社の敗者の方へ思いが募る。体調を崩しているとの話も聞くが、商社の敗者になる前の学生時代はどのような生活だったのだろう。ブルジョアのスポーツであるゴルフはやっていなかっただろうが、ノゾ●ならやっていたかもしれない。そんな気がする”存在感はあるが存在価値はない”と自称する今夜は居ない商社の敗者の方である。

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