寿司竜日記 2022年9月8日(木)曇り 愛されるマスター

新宿で新しく眼鏡を購入した帰り、5時10分頃の往訪。遅れてはならじと5時15分頃にひきずりさんが到着。激しい1番のり争いを制して、手前から2席目に着座する。

「いつものとおりでいいですか」とマスターに聞かれて「いつもと同じくHさん方式で」と回答。Hさん方式とは刺身の盛り合わせ(お任せ)であるが、実際にお店にいなくてもいつでもHさんはお店に居るかのようである。「Hさんは昨日来たけど今日はこないかな」などとマスターはHさんがいつどこで何をしているかすべてを知っている口ぶりであるが、そこに、はかったようにHさんから電話である。

席の予約ではなく何か用事があるとのことでマスターが出てみると、中山競馬場の指定席が取れるけどいつにするかという相談らしい。競馬が大好きで、競馬場に行きたくて行きたくて仕方のないマスターのために一生懸命段取りを尽くすやさしいHさん。

Hさんに限らず今夜おこしの引きずりさんはじめここのお客さんは、自分のことより、マスターのことを第一に思い、何とかマスターを喜ばせてあげようと気を遣っている。気を遣いすぎて大王などは体調を崩したほどだが、本当に素晴らしいことである。

さてようやくHさんとの電話も終わり、今夜の話題は、私が先日旅行した京都のことである。

”川床”を楽しんで来たのであるが、実は”川床”には2種類あることを今回初めて知った。それは「川床(ゆか)」と「川床(どこ)」である。

京都の中心部鴨川沿いにあるのが「川床(ゆか)」で、貴船にあるのが「川床(どこ)」というらしい。

知っている人は知っている話だが、博識のマスターは当然知っているだろうと聞いてみると意外や意外知らないという。

8月17日の日記でマスターの博識ぶりにおどろいたことを書いたが、実はマスターが博識なのは東京スポーツに記載のあることだけであることが解った。競馬に関連することなら何でも知っているが、それ以外には取り立てて博識でも何でもないのである。

やっぱりそうだよな、そんなにレベルの高いこと知ってるはずないよなと、何故かいつにもまして、いとおしくなるそこにいたまえである。

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