八代亜紀のコンサートを見たいと思っていたのに見られなくなり、その代わりに見に行った五木ひろしのコンサートの帰り、6時過ぎの到着。
五木ひろしのコンサートでは、五木ひろしの持ち歌長良川艶歌の作詞者である石本美由起が作詞した別の歌の披露ということで、「矢切の渡し」を歌ったのが印象に残った。
『「つれて逃げてよ・・・」「ついておいでよ・・・」夕暮れの雨が降る矢切の渡し 親の心にそむいてまでも 恋に生きたい二人です』
『どこへ行くのよ・・・」「知らぬ土地だよ・・・」揺れながら艪が咽ぶ矢切の渡し 息を殺して身を寄せながら 明日へ漕ぎ出す二人です』
やはり艶歌は恋の歌である。このように熱烈な恋の青春はうらやましいことだが、ここ寿司竜の”そこに板前”と”係りの者”もこのような熱烈な恋の青春物語があったことだろう。そうでなければ、こんな厳しくもつらい商売を何十年も二人で続けることはできるものではない。
予約のお客さんが続々到着する時間帯で大忙しのマスターと係りの者を見ながら、そんな遠い過去を想像する、Hさんは居ないがミッキーさんがその留守をしっかり守る寿司竜である。